注意しなければならない下肢静脈瘤を治療するための病院選びについて

最近の医療技術の進歩からの期待により、これまで、治療を控えていた下肢静脈瘤を抱えていた人々が治療に踏み切る機会が増えています。しかし、下肢静脈瘤を治療する病院の医療設備や医師のスキルはまちまちで、病院選びを慎重に行う必要があります。
特に手術方法の一つである、ストリッピング手術はどな、脚の付け根と足首の2か所を切開して、手術用のワイヤーを通し、問題となる血管を引き抜くという大胆な手術ですが、この手術には熟練が必要であり、経験豊かな医師のもと行われるべき手術です。また、ストリッピング手術やレーザー治療・硬化療法・高位結サツ手術など数ある手術のなかで、どの手法を選択するかの見極めも経験豊富な医師でないと判断がつきません。
また、ストリッピング手術などは全身麻酔を行うことも多く、優秀な麻酔医師のもと手術が行われなければなりません。高位結サツ手術についても、静脈を縛るわけですが、縛る部位・強度など熟練したテクニックが必要です。

近年主流になりつつあるレーザー治療については、最先端の下肢静脈治療を提供できる医療機関はまだまだ少ないのが現状です。レーザー治療機器を導入しているだけで、最新の機器を導入しているイメージを持ってしまいがちですが、実はレーザー機器にも古いレーザー機器や最先端のレーザー機器まで、さまざま存在します。
最近は、古いレーザー機器を使用している医療機関に対するクレーム数が増加しているのも現状です。特に古いレーザー機器を保有している医療機関で、誤解を招くような誇大広告を打ち立てている医療機関は、注意が必要です。下肢静脈瘤治療技術の進歩は目覚ましく、特にこの分野で進んでいるアメリカで学習した、経験豊富な医師が適切な治療機器で丁寧に治療すれば高い効果が得られることがわかっています。
また、レーザー治療といっても、使用されるレーザーの波長は様々であり、症状の程度・人種差・個人差に応じた波長の選択と照射時間の調整はもちろんのことですが、使用する波長により、健康保険適用の有無が変わってくるので、より患者の立場になり治療効果と手術料金の駆け引きを適切に行える医師が必要になります。
下肢静脈瘤の治療については、医療機関によって治療内容や結果に差が出てしまう可能性が大きく、慎重に病院選びをする必要があります。このような状況の中、非営利団体であるNPO法人が治療にお勧めの医療機関を公表しています。